【画家への道】その2


 みなさま、おはようございます。昨日に続き、私の拙い経験が、少しでもお若い画家志望のみなさまのヒントにお役に立つことが出来れば幸いと思い、記事にしました。ご興味があればどうぞ。

 1980年代に版画家であり芥川賞作家、映画監督もこなすマルチな才能を持った池田満寿夫さんが一世を風靡していました。彼は「芸術家になりたくても食えなければ、ドカチンとか全くそれとは関係ないアルバイトをした方がいい。」と話していました。それは、業界に近い職種のアルバイトをするとなかなか成就できない自分を卑下するようになるからだと言うのです。確かにそれも一理あると思い10代後半私は、この言葉を信じて、画家とは無縁な様々なアルバイトに手を出しました。

 しかし、今は、そうは思っていません。全く正反対です。できる限り自分がやりたい仕事に近い仕事をしていた方が将来必ず役に立つと思っています。20代は、広告代理店でグラフィックデザイナー、イラストレーターとして勤めていました。その流れで、現在の仕事も有意義にこなすことができています。35歳より、美術業界に出入りするようになり、全国のマーケットで毎週私の作品を展示して頂きながら、アートアドバイザーの仕事もこなすようになり、多くの画商さん達とのお付き合いが生まれることになります。ここから画家としての人生が急展開していくのです。池田満寿夫さんの言っている通りにすると、そういう展開には当然のことながらなりようがありません。

 今日私の言いたかったことは、

【画家になりたければ、極力その業界に身を置く】です。                   

※写真は、拙宅の満開のゼラニウムです。

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